ついに発表された待望の「Nintendo Switch 2」! 発売前から大きな話題を集めていますが、驚いたのは、あのファミリーマートも抽選販売に参加していること 。
「え、ファミマでゲーム機本体が買えるの?」 「昔からコンビニでゲーム機って売ってたっけ?」
そんな疑問を持った方も多いのではないでしょうか? 実は、コンビニとゲームの関係には、意外と長い歴史があるんです。今回は、ファミリーマートを中心に、コンビニとゲームハードの関わりを紐解いていきましょう!
今どきのファミマ:Switch 2はどうやって買うの?
まず、今回のファミリーマートでのSwitch 2販売方法を見てみましょう。これは、かなり現代的なスタイルです。
- 舞台はオンライン: 申し込みは「ファミマオンライン」というウェブサイトから行います 。
- カギは「ファミペイ」: 応募するには、指定日(今回は2025年4月30日)までにファミマのアプリ「ファミペイ」の会員になっている必要があります 。これが抽選への参加券代わりというわけですね。
- 支払いもデジタル: 当選した場合の支払いは、クレジットカードかファミペイ払いのみ。店頭での現金払いはできません 。しかも予約申し込み時に決裁が必要です(5月11日までにキャンセル可)
- 受け取りはお店で: 当選したら、応募時に指定したファミリーマートの店舗で商品を受け取ります 。
この仕組み、単にSwitch 2を売るだけじゃないんです。ファミペイアプリを使ってもらうきっかけにしたり 、当選した人に店舗へ来てもらって「ついで買い」を期待したり といった、ファミリーマート側の戦略も隠れていそうです。
さらに、このオンライン抽選方式は、コンビニならではの課題を解決する賢い方法でもあります。人気ゲーム機の発売日といえば、お店に行列ができたり、在庫管理が大変だったりしますよね 。オンラインで応募・抽選・支払いまで済ませて、店舗では受け渡しだけにする ことで、お店の負担を減らしつつ、全国の店舗ネットワークという強みを活かしているのです。
昔のコンビニとゲーム:主役は「ソフト」だった!
では、昔のコンビニとゲームの関係はどうだったのでしょうか?
実は1990年代、コンビニはゲームソフトを買う場所として、とても重要な存在でした 。仕事帰りに気軽に立ち寄れたり、近くにおもちゃ屋がない地域でも買えたりと、多くの人にとって便利な存在だったのです。
この流れを後押ししたのが、ゲーム会社スクウェア(今のスクウェア・エニックス)も関わった「デジキューブ」という会社 。デジキューブは、たくさんのコンビニと協力して、「ゲーム買うならコンビニで」という新しい流れを作りました 。
また、任天堂もローソンにあった「Loppi」という端末を使って、ゲームボーイなどのソフトを書き換える「ニンテンドウパワー」というサービスを提供していました 。
ただ、この時代のコンビニでのゲーム販売は、あくまでゲームソフトが中心でした 。ゲーム機本体(ハードウェア)をコンビニで大々的に売る、というのは一般的ではなかったようです。 (例外として、セブン-イレブンが1996年にCD-ROMゲームソフトと一緒にハードも販売した、という記録はあります 。)
ファミマのゲーム史:ソフト、グッズ…そしてハードは売ってた?
ファミリーマートも、もちろんこの流れに乗っていました。デジキューブと提携して、ゲームソフトを販売していた記録があります 。
それ以外にも、
- 特定のゲームソフトの予約受付
- PlayStation Storeカードなどのギフトカード販売やキャンペーン
- ゲーム関連グッズの販売
- 店内のコピー機でゲームキャラのブロマイドなどを印刷できる「ファミマプリント」
など、様々な形でゲームに関わってきました。
しかし、今回調べた限りでは、ファミリーマートが過去にゲーム機本体(ハードウェア)を直接販売したという明確な記録は見つかりませんでした 。どうやらファミリーマートは、歴史的にゲームソフトや関連グッズ、サービスといった「ゲーム体験の周辺」に力を入れてきたようです。
結論:ファミマのSwitch 2販売は「新しい挑戦」!
過去の活動と今回のSwitch 2の抽選販売を比べてみると、明らかに違いがあります。
活動カテゴリー | 昔のファミマ | 今のファミマ (Switch 2) |
---|---|---|
ゲームハード販売 | 記録なし | あり (オンライン抽選、ファミペイ必須、店舗受取) |
ゲームソフト販売/予約 | あり (デジキューブ経由など) | あり (Switch 2ソフトは予約販売) |
その他 | ギフトカード、グッズ、プリントサービスなど | (継続中) |
つまり、今回のNintendo Switch 2の販売は、ファミリーマートにとってゲーム機本体の販売に本格的に関わる、記録上初めての新しい試みと言えそうです。
これは単に昔やっていたことを繰り返しているのではなく、オンラインストアや自社アプリ(ファミペイ)を活用し、店舗を受け取り拠点にするという、現代の小売業の流れに合わせた進化した形です。単にゲーム機を売るだけでなく、自社のデジタルサービスを強化したり、リアル店舗の新しい使い方を模索したりする、大きな戦略の一環なのかもしれません。
まとめ
ファミリーマートがゲーム機本体の抽選販売に乗り出したのは、同社にとって新しい一歩であり、コンビニの役割が時代と共に変化していることを示す面白い動きです。
Switch 2の抽選、ファミマで応募してみるのも面白いかもしれませんね! 当選確率は未知数ですが、チャレンジする価値はありそうです。皆さんの幸運を祈っています!
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